花材
オレゴンモミ、ブルーアイス、クジャクヒバ、ナンキンハゼ、キウイのツル ( 着色 )、イイギリナンテンの実 ( 着色 )
花制作 遠藤 桜泉 ( えんどう おうせん )
作品コンセプトは、クリスマスシーズンのため、クリスマス。縦のクリスマスリースをいけばなの花器の中に横にいけたら面白いと思っていけた作品。月から雫が落ちるように表現した。花器に対する印象は、青い色が釉薬ではなく、上絵付け用の絵具の吹き付けだけあって、とても美しい。細部に渡り、作り手の心意気を感じた。
器制作 徳永 弘幸
アイデアスケッチを見た時に、2 つの花器がピタリとあわないと台無しになると思い、型の設計の段階から気を使った。
図面上ではピタリとあっても、そのまま作ると焼成時の変形によってあわなくなる可能性があり、どのくらいの「あそび」を持たせるかを決めるのに悩んだ。青の色の出来には満足している。このように大きいサイズに上絵具を塗ったことがなかったため、出来上がりを見た時はしばし見惚れた。
器提案 内藤 華了 ( ないとう かりょう )
花器の名前は「月」と「雫」。花の器としては馴染みやすい水盤。月と雫は一体となることも、間を空けて使うことも、単独の水盤としても使用できる。色合いは当初透明感のある水色のイメージだったが、窯元訪問時にサンプルとして用意されていた上絵具の水色がとても美しくその青に決めた。