MEMBER 参加メンバー 2021東京

株式会社 ARITA PLUS

寺内信二

李荘窯 / 有限会社 李荘窯業所 代表取締役、(株)ARITAPLUS 代表取締役

1997年より古伊万里の再現、研究に入る
2008年「佐賀大学ひと・もの作り唐津プロジェクト」佐賀大学文化教育学部非常勤講師就任 
2014年から「有田国際陶磁展」で連続入賞

明治時代末期、西洋美術を学び、近代陶芸の技術を持った一人の陶芸家が指導者として有田の地に招聘された。その陶芸家が初代・寺内信一である。李荘窯業所の名は、有田焼の陶祖とされる李参平の住居跡に築窯したことに由来し、工房を構える裏手には、磁器だけを焼いた日本初の登窯「天狗谷古窯跡」がある。
有田という地は、400 年の歴史を振り返れば、常に新しい技術を取り入れ、革新的なものづくりで時代を繋いできた。当代・寺内信二は、伝統を継承しつつ革新的ものづくりを進めながら、世界のトップシェフへのうつわづくり、生活の中に寄り添ううつわづくり、アートとしての作品づくりを行っている。

原田耕三郎

瑞峯窯 /(株)原重製陶所 取締役

1959年生まれ。
佐賀県窯業試験場(現佐賀県窯業技術センター)にて釉薬・石膏型成型を学び、四代目の長兄と瑞峯窯を営む。業務用食器を主に製作。多くの釉薬とその組み合わせで、渋めの器の制作が得意。クライアントの多岐にわたる要望をかなえるべく技法を駆使し器を製作。ARITA PLUSのメンバーと共に様々なプロジェクトにも参加し、新しい分野にも取り組んでいる。

【受賞歴】1997年第94回九州山口陶磁展(現 有田国際陶磁展)通産大臣奨励賞 受賞

徳永弘幸

徳幸窯 / 株式会社 徳幸 代表取締役

徳幸窯の5代目として、旅館や料亭などに向け、主に高級業務用食器を製作。転写の技術を用いた華やかな雰囲気の器づくりを得意とする。
2016年、有田焼創業400年事業のプロユースプロジェクトへの参加を契機に、国内外で活躍するトップシェフのための食器の開発と市場開拓を実践。2017年にプロジェクトに参加した窯元7社で(株)ARITA PLUSを設立。産地のデザイン力を向上させるべく様々なものづくりの案件に取り組んでいる。

1974年 有田に生まれる
2001年 株式会社徳幸に入社

【受賞歴】
2021年 第117回有田国際陶磁展 産業陶磁器部門 西日本新聞社賞 受賞

原田 吉泰

吉右エ門窯 / 有限会社 吉右エ門製陶所 代表取締役

1981年佐賀県有田町生まれ
業務用食器(主に割烹)を製造する現場にあって、入社後は家庭用食器などの開発などもしていたが、自身の求めるものと市場の求めるものの差異を感じ、業務用食器の製造をメインとする。
以前は和食器が多かったプロダクトを、徐々にではあるが形状や釉薬・絵付けなどの工夫でフレンチやイタリアなどでも使える器の開発も進め、現在では国内に限らず、海外にあるレントランや和食店でも使用される器を作っている。

受賞歴
2016年 第113回 有田国際陶磁展 経済産業大臣賞 受賞
2019年 第116回 有田国際陶磁展 経済産業大臣賞 受賞
2021年 第117回 有田国際陶磁展 経済産業大臣賞 受賞

草月流

内藤華了(ないとうかりょう)

草月流師範会顧問、横浜華道協会理事、いけばなインターナショナル協会会員

女子美術短期大学造形科卒業後、グラフィックデザイナーとして広告会社に勤務。1990年いけばなに魅了され、草月流家元教室に入門。草月流四代目家元 勅使河原茜先生に師事。
子供から大人までのいけばなの教室、ディサービスでのいけばなボランティアを続ける傍ら、空間ワーク、レッツデモンストレーションなどを経て、国内外の様々な場所での展示、体験いけばなを展開し、いけばなの普及を目指している。

2020年 草月作品賞受賞
2021年10月 佐賀大学有田キャンパスにて有田焼窯元、学生らに体験いけばなの講師を担当

後藤 麗美(ごとうれいび)

草月流師範会理事 いけばな芸術協会会員 いけばな協会会員

企業の華道部や自宅にて後進の指導にあたっている。長年にわたり、企業のエントランス等にいけばなを常設、お客様を花でお迎えして、いけばなのある生活の心地よさ、楽しさを伝えるべく務めている。
草月流展他各種いけばな展、野外インスタレーションにも参加、自身、いけばなのある生活を楽しんでいる。

1980年 草月流入門 保科公麗師範に師事
2018年 東京西支部支部長就任
2020年 草月作品賞受賞

平井 夏光(ひらい かこう)

草月流師範会理事、日本フラワー技芸協会2級講師

自宅教室、企業、文化センターでいけばな、フラワーアレンジメントを指導。料亭等
でいけばな制作を行う。「草月いけばな展」、「書といけばなの出会い展」、昭和記念
公園「よみがえる樹々のいのち展」等に毎年出品。社中展、グループ展開催。

企画・運営

本田 智子

佐賀大学 肥前セラミック研究センター 准教授

2020年5月佐賀大学着任。それまでは民間にてプロダクトデザイン、景観設計等の実務経験を積む。デザインはグラフィックやものの形状を考える仕事だと狭義に捉えられがちですが、そのものの社会における役割を考えるところからスタートし、最終的にどのように人々に受入れられていくかを常に念頭において広範囲に業務を進めていくことが重要です。また今後のデザインには経済活動を支援する役割だけでなく、社会や地域に様々な面から貢献することが求められると考えて日々研究活動を行っています。これまでのデザインの実務経験を活かしながら地元の方々と協働し、やきものという歴史ある地域の財を中心に据えた地域振興のあり方を探っていきたいと考えています。

有田町メンバー

壱岐成太郎

有田町まちづくり課 地域おこし協力隊 ローカルフォトグラファー

2021年4月より有田町に移住。

町の日常、人の営みの記録をテーマとしたLocal recording project「NOW HERE」を運営しながら撮影、展示を行っている。

兼頭理織

全日本空輸株式会社(客室乗務職)

2021年4月〜2023年3月 有田町役場商工観光課 / ANAあきんど株式会社に在籍
地域活性化起業人制度にて有田町に駐在し、ARITA ✕ SOGETSUに参加、在籍中は主に観光振興や情報発信などに携わる。Podcast番組「有田のラジオ あいとか、こいとか」で有田にまつわるあれこれを配信中。

草月流東京展メンバー

遠藤 桜泉  小野 清翠  金子 翠生  勅使河原 明美 
齋藤 庭黎  橋爪 千峰  栁沢 香翠